そこに遊びがある授業 安藤皓太
「遊びと学び」本来は重なる部分が多いものだが、学校教育では二項対立で語られがちな2つのものをどう共存させていくか。
小学校1年生という子どもにとって大きな転換点となる1年生に合った授業の作り方がとても参考になった。 1年生だから0から教えるのではなく、幼児期に経験したものを生かして活用していけるような展開を意識したいと思った。
遊びはとても有効だが、ただ遊ばせるだけではカオスな状況が簡単にできてしまうので、大人の深い教材研究力や子どもの見取り力など今までの規律で押さえつけた授業よりも教師の力量が必要となるなと感じた。
子どもが夢中で遊び、学べる環境を作るために教師としてできることをこれからも探していきたい。
指名なし討論入門 三好真史
わかりやすく、あっという間に読めた。
最後の「指名なし討論はあくまで発表方法であり、目的ではない。」 この一文を忘れてはならないと思った。
まさに入門として始め方やコツが書かれているので、取り入れられそうな時、子どもの学びの効果をあげるために取り入れてみたい。
見た目の凄さのためにやるのではないという自戒を込めて
読書記録「窓際のトットちゃん」黒柳徹子
今の学校教育はトットちゃんのような子を取り残してしまっていないか。改めて、学校教育の在り方を改めて見つめ直すことができた一冊。
「きみは本当はいい子なんだよ」この言葉を今まで何人の子にかけることができてきたのか。 また、その言葉は本気でそう信じた心から出てきた言葉なのか。
小林先生の言葉が自分自身の教育観に深く刺さった。
みんな本当はいい子なんだよ。 大人にとって都合のいい子も、出し方がわからない子も、他人を攻撃してしまう子も「みんな本当はいい子なんだよ」
この言葉を常に口に出しながら子どもという無限の可能性を信じて子どもを見守っていきたい。
読書記録「他者と働く-わかりあえなさから始める組織論-」宇田川元一
対話のポイントとは「わたしとそれ」の関係から「わたしとあなた」の関係へと変わること。
「分かってくれるはず」「どうして分かってくれないんだ」「分かってくれないあいつが悪いんだ」ではなく、「あの人はどうして反対するのだろう」と相手の立場にたって考える。 まず、自分のナラティブを脇に置き、相手のナラティブにたって考える。 そうすることで相手と自分の溝に気づく。 溝が見えたら、どうすれば自分のナラティブから相手のナラティブに橋をかけることができるかを考え、実行する。
「全ての行動はその人にとっての善である。」ということにつながるなと感じた。
匿名で手軽に全世界とコミュニケーションをとることができるようになった現代だからこそ、より一層大切にしていきたい考え方だった。
全ての人々と上下ではなく対等の「あなた」として関係を築いていきたい。
読書記録「蜜蜂と遠雷」 恩田陸
一文まとめ
個性豊かな人々がそれぞれの使命や葛藤、意義を抱えながら音楽に向き合う中でお互いに共鳴し合い成長していく話
ボリュームのある話だったが、視点人物の切り替えにより話がテンポ良く進んでいくのであっという間に読み終えてしまった。
音楽であれ、スポーツであれ、文学であれ人の心に働きかけるものの素晴らしさを感じた。
ただ、その背景には多くの努力や葛藤があるのだろうとおもう。
とても面白く、また元気をもらえた。
読書記録「リラックスと集中を一瞬で作るアイスブレイクベスト50」 青木将幸
一文まとめ アイスブレイクをするために1番大切なのは、やり方ではなく、在り方。
以下感想
様々な目的に合わせたアイスブレイクの方法が載っていて参考になった。
この本の中で印象に残ったのは、アイスブレイクはファシリーテーター次第ではアイスメイクになってしまうということ。
「これをやっておけば間違いないだろう」 や 「どんなときでもこれをやればいい」 ではなく、
目の前の集団の現状を細かくアセスメントし、その上でそのアイスブレイク後の授業の内容や目指す雰囲気などをイメージし、その時々に合ったアイスブレイクを選択できるようにしたい。
使えそうなアイスブレイクがいくつもあったので、試してみたいなと思った。
特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」②
特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」
前回わたしの2022年について書かせていただいたので、今回は自分の決意表明を兼ねて2023年にやりたいことを記録しておきます。
2023年の目標を漢字一文字で表すと、「整」です。
「整」とは、①ととのえる・ととのう・きちんとそろえる・きちんとしたという意味があり、「整理」「整数」「整理整頓」「調整」などの言葉があります。
(引用 https://www.weblio.jp/content/整)
つまり今年の目標は「様々なことを整えながら、きちんとやる」ということです。
2022年はおかげさまで素晴らしい一年を過ごすことができました。しかし、仕事、フットサル、家のことなど様々な面でその場しのぎになってしまうことが多く、一つひとつのことに丁寧に向き合い、「きちんと」できなかったことも多かったです。
そのため、抜けがあって、周りに迷惑をかけてしまうこと、気づいていないところでフォローをしていただいていたことも多かったと思います。
今年で社会人5年目を迎えるにあたり、余裕を持って様々なことを「整える」ということを少しずつできるようになりたいなと思い今回の目標にしました。
全体の大きな目標としては
・今年は仕事とフットサルと家のことをそれぞれ、きちんとやる
・仕事とプライベートのバランスをきちんととる
・整理整頓をきちんとする
・体調を整える
・心を整える
などを大切にしていきたいなと思っています。
さらに、仕事面では、
・自分の感情を整え、子どもを「何ができていないか」ではなく、「何ができるようになったか」というたし算的な見方をする。
・子どもの「学びやすさ」「主体性」を保障するために環境を整える。
・自分のスケジューリングを整えて余裕を持って仕事をする。
・教室や自分の机の上を整える
を意識して、より一層子どもに寄り添える教師を目指していきたいです。
フットサルでは、
・常に次の展開を予測し、準備を整えてプレーする(準備と予測の質)
・どんな状況でも対応できるように構え、セービング、フィード、ブロック、フットセーブなどの技術を整えておく(技術の向上)
・最後方から全体を見て、チームのバランスを整える(コーチング)
を目標に9日に開幕する関西大会、そして関西一部リーグへ向けてレベルアップしていきます。
家のことでは、
・常に整理整頓を意識する。
・掃除や片付け、食事の準備など自分ができることはきちんとやる。
そして仕事にもフットサルにも家のことにも全力で取り組めるこの恵まれた環境と関わってくださっている素晴らしい方々への感謝を忘れずに笑顔で過ごしていきたいなと思っています。
などと、新年早々ダラダラと書き連ねてしまいましたが、最初に頑張りすぎて、途中で息切れすることのないように自分なりのペースになるように「整えて」一生に一度しかない2023年をぼちぼち楽しんでいきたいと思います。