加藤のアウトプットブログ

日々の生活で学んだこと、本の解釈、感想など様々なことをアウトプットするブログです。コメント大歓迎です。オススメの本や映画などがあれば是非教えてください!

読書記録「教室マルトリートメント」 川上康則

一文要約
教師の言動が子どもの健全な発達を阻害してしまっている可能性があるため、教師自身が子どもに寄り添い、子どもも大人も笑顔で温かい教室を作っていくことが大切。


以下感想

この本を読んで自分のことを指摘されているのかと思う内容がとても多かった。
焦り・見栄・支配欲などが原因で圧によって子どもを従わせようとしてしまう部分が大きい。
朝は「今日こそ笑顔で子どもと温かい教室を創るぞ」と学校へ行っても、「なぜそんなことをするんだ」「何回言えばわかるの?」など、毒語で子どもを教室を冷やしてしまうことが多い。
そこの葛藤と日々向き合い、もがいていくことが今できることなのではないかと感じた。

そのためには、教師自身が余白と楽しみを持っておくことが必要不可欠。
改めて、教師という仕事は自分の生き方・人生・価値観が滲み出る仕事だなと思った。


本書の中には「子どもに寄り添う」「大人が子どもに合わせる」「削るのではなく、伸ばす」「子どもを変えるのではなく、環境や大人を変える」などこれから子どもたちと過ごす中で心に留めておきたいことがたくさんあった。

その中でも、最後に著者の川上先生が述べていた教師五訓を心に刻んで子どもと笑顔で温かい教室を創っていきたい。

あせるな
いばるな
うつむくな
笑み、わすれるな
おこたるな

定期的に読み直したい1冊

読書記録「やさしくわかる!愛着障害」 米澤好史

一文要約

愛着障害は親の責任ではなく、相性の問題であり、年齢に関係なく、キーパーソンを設定し、安心基地・安全基地・探索基地と段階を追って、愛着を形成していくことで愛情の器を構成することができ、愛着の問題に寄り添いながら支援をしていくことができる。


以下感想

愛着障害という今まで学んでこなかった分野だったのでとても新鮮で多くの学びが得られた。

その中でも、「しかる」は後出しの関わりであるので、支援にも、行動の変容にもつながらないという文章が心に残った。
同じように「褒める」も後出しになってしまうと、愛情欲求のエスカレート現象が起こり効果的ではないとのことだった。
しかる弊害や褒める弊害についての記述は見たことがあったが、先か後かに着目しているものには今まで出会ったことがなかったのでなるほどと思った。

また、感情は考えるものではなく、教えるものだそうだ。確かに、ないものを引き出そうとしてもない。まず最初にしないといけないことは今感じている気持ちや状態を感情としてラベリングしてあげること。
あくまで子どもの感覚に寄り添っていく心が大切だと感じることができた。

子どもの安心基地・安全基地・探索基地になり、子どもが愛情の器が形成された状態で、信頼関係が気づけていて初めて、「叱る」「褒める」という行為に意義が生まれる。
まず大切なのは教室がそして教師が温かく、安心できる場所になっているかなのだと感じた。

これから子どもたちが安心してチャレンジでき、安心して過ごせるために愛着という新しい視点も持って子どもを支援したいなと感じた。

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」①「2022年を2022年を漢字一文字で表すと」

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと

今自分が感じていることを記録として残すために文章に残そうと思い今回の文章を書いた。

まず、わたしの2022年を漢字一文字で表すと

「楽」だ。

 

この「楽」という字の意味を調べてみると

[名・形動]
1 心身に苦痛などがなく、快く安らかなこと。また、そのさま。「気が―になる」「―な姿勢」「どうぞお―に」
2 生計が豊かなこと。また、そのさま。「不動産収入で―な暮らしをする」
3 たやすいこと。簡単なこと。また、そのさま。「―な計算問題」「―に勝てる相手」

(goo国語辞書より引用 https://dictionary.goo.ne.jp/word/楽_%28らく%29/ )

などの意味が出てくる。

また、訓読みで楽しいなども思い浮かぶ。

 

 

なぜこの漢字にしたのかというと、まず、1つ目はありがたいことに今年1年とても楽しいことが多かったからだ。

 

私生活では、1月に五年間お付き合いさせていただいたパートナーと入籍し、8月に結婚式を挙げることができた。

趣味のフットサルでは、所属させてもらっているVAXA高槻で、関西リーグ2部優勝、1部リーグ復帰。全日本選手権大阪府予選ベスト4(関西大会進出)を達成することができた。

仕事でも、個性豊かな素晴らしい子どもたちとと大変な中でも楽しい日々をすごすことができた。

また、他にも、友人の結婚式に参列させてもらいすばらしい時間を過ごさせてもらった。

 

このように周りの方々のおかげで、「今年1年楽しかったな。」と思える素晴らしい1年を過ごすことができた。

改めて、自分は関わって下さった人々に恵まれているなと実感できた1年だった。本当にありがたい。

これからもこのすばらしく恵まれた環境への感謝を忘れずに少しでも恩返しをしていきたい。

 

ただ、この漢字にした理由はもう一つある。

それは自分自身の言動を振り返ると、「楽」な方に流されたなと感じる部分が多かったからだ。

 

例えば、チャレンジしたいこと、学びたいことへ真摯に向き合い続けることができなかった。また、一つのことを始めても、継続するというしんどい作業から逃げてしまう自分がいた。

 

主に仕事のことに関して定期的に伴走支援をしていただいている方と作成したアクションプランに対しても「また、今度にしよう。」「今は忙しいからできない」と楽な方に逃げている自分がいた。

全てにおいて、「うまく行っているからいいや。」「楽しいからいいや。」「今は別のことで頑張っているからいいや。」

そんな言葉を自分にかける機会が多かった。

 

だから、1年を振り返った時に「楽しい1年だった」と思えるようなすばらしい出来事の数々を思い出すと同時に「もっとできたのではないか」というモヤモヤが残ってしまい、良い1年だったと言い切れない自分がいる。

来年はそんなモヤモヤを残さない1年にしたい。

 

結局何が言いたいかというと、

「今年1年はありがたいことに周りの人に恵まれてとても楽しく過ごすことができたが、自分自身の弱さも実感した1年になったということだ。」

2023年はもっと自分の弱さと向き合い、泥臭くもがいていきたい。

 

読書記録「算数教科書のわかる教え方1・2年」樋口万太郎

一文要約
ICTを活用して教えること、教科書がわかるように教えることが目的ではなく、教師自身が教材研究によって教科の本質を理解し、ICTや教科書の活用などの手段を使って算数という教科の本質を子どもたちが学べるようにすることが目的。


以下感想
毎日授業をしているとどうしても「教科書の内容をどう教えるか。」「どうテストを解かせるか」という部分に頭がいってしまう。
だが、そうではなく、「子どもに算数的な見方・考え方」をどうてわたし、「教科の本質的な面白さ」を感じさせることができるかが大切だと改めて感じた。
この本は教科書とICT活用に特に重点を当てられて書かれていたが、最終はいかに教師が本質的な理解をもとに単元をデザインできるかという教材研究の大切さが述べられていたように感じた。
教科の見方・考え方を身につけてもらうために教科書を活用し、ICTを活用し、教具を活用するのだと感じた。

ICTを活用した授業展開やHow To、面白い実践に踊らされすぎるのではなく、「教科の本質はなんなのか」「この単元で付けたい力はなんなのか」という部分に立ち返られるように常に言い聞かせたいなと改めて感じることができた。

読書記録「翼をください」原田マハ

一文要約
飛行機.空.世界一周という同じロマンに魅せられた人々がそれぞれの立場、葛藤の中チャレンジしていく話。

 

感想
まだ、上巻なのでそれぞれ別の話が並行して進んでいるが、下巻でどう交わるのか、どうまとまるのかが楽しみ。また、それぞれ別の話として読んでも視点人物の熱い想いや、周りの人々の優しさ、思いが感じられ、次々に読み進められた。
今下巻を読んでいる途中なのでどういう結末になるのか楽しみに読む。

 

以下は自分のまとめ練習(ネタバレ)

上巻は青山という現代の記者の視点で物語が書かれる.青山が暁星新聞社の歴史を追う中でエイミーというキーパーソンにたどり着くという話から始まる。
その後、エイミーの視点に変わり、昭和初期にエイミーがアメリカで世界一周へ挑戦する話になる。
また、後半では、日本の昭和初期に話が変わり、青山が話を聞きに行った山じゅんこと暁星のカメラマン山田の視点でいかにしてニッポンが世界一周に挑んだのかが書かれている。

話の全体の流れとしては青山が会いに行った場所で山じゅんから話を聞くという筋で進んでいると思うがそれぞれの葛藤や思いが描かれている。

 

 

読書記録「説明の技術」土居正博

一文要約
教師が説明力を磨くことで子どもの力をさらに引き出すことができ、それがひいては子どもの説明力向上につながる。

以下感想

「説明とは」というところに光を当てて、説明の意義、役割から丁寧に説明してくれていた。
題名にもあるとおり説明は技術であり、伸ばそうと思わなければ伸びないもの。しかし反対に、伸ばそうと思えば誰でも伸ばせるものだと改めて感じた。

この本を読んで説明を大切にするとはすなわち、子どもたちを一人の人間として尊重するということなのだろうと思った。
「言われた通りに動け」ではなく、「どうしてやるのか」「何を思って、狙っているのか」を子どもが納得して取り組めるようにするために説明の技術を高めていきたいと感じた。

自分自身の説明力を高めるためにまずは、基本の7項目ができているのかを録音などを通して振り返り、見直していきたい。

この本を通して改めて自分の説明力を見つめ直そうと思えた。

奈須先生の研修を受けて

奈須先生の研修を受けて学んだこと

学んだこと コンテンツベースからコンピテンシーベースへ

コンテンツベースのような一つのことを一対一対応で当てはめていくのではなく、学んだ知識を統合し、その知識を働かせて、さまざまな問題解決ができる力をつけるコンピテンシーベースの授業を作っていく。

いかにして、知っている知識から使える知識に昇華させていくのか。 ここがとても大切だと思った。 その中で、奈須先生は3つの事実を挙げられた。 子どもの既に持っている知識を活かす 学びは常に具体的な文脈で行われている。 学びの意味を自覚し、整理統合する必要がある。 の3点だった。 とくに、知識が活用していかない大きな要因としては学校の文脈が嘘くさいとおっしゃっており、いかに現実に転用できような文脈で作っていくかが大切だと思った。

知識を知っていても、その知識が使えないと意味がないし、そのためには個々に個別に当てはめていくのではなく、その個々につながりを持たせ、本質的な見方考え方を働かせられるようにしていかないといけない。

そのためにはまず、教師自身がその教科や教材自身に対する理解を深め、本質的な見方、考え方を身につけておかなければならない。 そうしておくことで、教師の役割である見方、考え方を働かせられるきっかけを示したり、働きかけたりすることができる。 その一つの教材、授業ではなく、単元、さらには系統性の観点からもっと教材についての理解を深めることが大切だと学んだ。

自分のこれからに活かすこと(抽象)

まずは、やはり教材特に算数について読み込み、自分自身が抽象化やラベリングをできるように解釈の深さを上げていきたい。 そうして、子どもの考えを抽象化させたり、焦点化して深めたりできる力をつける。 子どもだけでは到達できないところまで行く手助けをしていきたい。

そのためにすること(具体)

初等数学科指導序説を読み込んで、算数、数学についての理解を深める。

授業を考える際には、単元で考えるようにし、具体的な授業に取り組む前に単元の中核の考えや、働かせたい見方、考え方を分析し、明確にしてから授業づくりを行う。

子どもの話に問い返し、根源をとい全体に拡げていく授業を目指す。