読書記録「教室マルトリートメント」 川上康則
一文要約
教師の言動が子どもの健全な発達を阻害してしまっている可能性があるため、教師自身が子どもに寄り添い、子どもも大人も笑顔で温かい教室を作っていくことが大切。
以下感想
この本を読んで自分のことを指摘されているのかと思う内容がとても多かった。
焦り・見栄・支配欲などが原因で圧によって子どもを従わせようとしてしまう部分が大きい。
朝は「今日こそ笑顔で子どもと温かい教室を創るぞ」と学校へ行っても、「なぜそんなことをするんだ」「何回言えばわかるの?」など、毒語で子どもを教室を冷やしてしまうことが多い。
そこの葛藤と日々向き合い、もがいていくことが今できることなのではないかと感じた。
そのためには、教師自身が余白と楽しみを持っておくことが必要不可欠。
改めて、教師という仕事は自分の生き方・人生・価値観が滲み出る仕事だなと思った。
本書の中には「子どもに寄り添う」「大人が子どもに合わせる」「削るのではなく、伸ばす」「子どもを変えるのではなく、環境や大人を変える」などこれから子どもたちと過ごす中で心に留めておきたいことがたくさんあった。
その中でも、最後に著者の川上先生が述べていた教師五訓を心に刻んで子どもと笑顔で温かい教室を創っていきたい。
あせるな
いばるな
うつむくな
笑み、わすれるな
おこたるな
定期的に読み直したい1冊