加藤のアウトプットブログ

日々の生活で学んだこと、本の解釈、感想など様々なことをアウトプットするブログです。コメント大歓迎です。オススメの本や映画などがあれば是非教えてください!

学級経営力を高める3.7.30の法則

横浜市で教員をしていらっしゃった野中信行さんが書いた「学級経営力を高める3.7.30の法則」を読んだので感じたことを書いておきます。

まず、大切なのは始業式からの3日間、7日間、30日間だそうです。 野中さんはその期間で大切なことをまとめて3.7.30の法則とおっしゃっていました。 それらについてのポイントをまとめていきたいと思います。

3.7.30の法則

⑴3の法則 ・今度の先生は楽しそうだと思ってもらう →まず、児童はどのような先生かということにとても興味を持っている。まずは児童に楽しそうだなと思ってもらうことが第一歩。 ・学級の仕組みづくりの第一歩を作る →最初の3日間でクラスとして大切にしたいことやクラスの役割を決める。

⑵7の法則 ・朝、学校へ来てから帰るまでの1日の流れを決める。 →子どもに1日の過ごしかたを身につけさせる。 1日の流れをつくる。 ・児童が自ら仕事ができ、振り返りをできる仕組みをつくる。 →子どもにクラスを運営させるという意識を持たせる。 ・クラス全員が仕事を行うように徹底するための仕組みをつくる。 →真面目な子だけがやるという状況にしない。全員がその日仕事を行ったかを磁石などを使い、一目でわかるようにする。全員が仕事をするという習慣をつけさせる。

⑶30の法則 ・7の法則で身につけたことを継続させる →何度も何度も根気よく指導し続ける

クラスが「群れ」から「集団」へと変貌するためのポイント

・一年の目標とともに毎月の目標を作り、クラスで確認しながら達成することで集団としての団結力をつける ・ちょこちょこ学級会の機会を設け、クラスについて全員が考え、発言する機会を設けることで、クラスをの一員であるという意識を芽生えさせる。

個別対応のポイント 1.包み込み法 まず、子どものことを認め、包み込む。そうして信頼関係を構築していく。 叱るときは行為のみを叱る。人格否定を絶対しない。

2.伝達法 教師が一人一人に感じていること、期待していることなどを積極的に伝える。 ・給食を1対1で食べる機会を設け、全員と個別に話をする。 ・ハガキを使って成長したことや頑張っていることを認める。

学級運営のその他のポイント ・まずはしっかり叱る。いいことと悪いことの線引きをしっかりする。 ・教室環境にこだわる。綺麗に保つための仕組みをつくる

以上のようなことが書かれていました。 この本を読んでまず、自分は教師として一番大切な時期は教師になってすぐにやってくるのだと感じました。まだ慣れてないからなどは児童にとっては関係なく、もう立派な教員として振舞わなければならないのだと改めて思いました。 最初の1ヶ月を上手く軌道に乗せるために、今の時期で少しでも多くの知識と経験を積んで、自分の教師像、学級経営の方法などを確立していきたいです。 仕事に追われる教師ではなく、仕事をこなし、仕事をコントロールできる教師になるために今できることを全力でやっていこうと思いました!