加藤のアウトプットブログ

日々の生活で学んだこと、本の解釈、感想など様々なことをアウトプットするブログです。コメント大歓迎です。オススメの本や映画などがあれば是非教えてください!

その一言で授業が子どもが変わる算数7つの決めゼリフ

この本は樋口万太郎先生が書かれた本で、実際の授業場面を想定してあなたならどう言いますか?という問題形式なので、考えながら読むことができ、とてもおもしろかったです。 書かれていたことをまとめておきます。

算数7つの決め台詞

1.理論編 「は、か、せ」はいつでも有効なわけではない。決めゼリフの使い分けが大切。 ①シンプル型決めゼリフ、最終型決めゼリフ シンプルに大切なポイントを聞く。(多様な考え方がでない授業、教師が教える授業、単元の冒頭で使う 「〇〇(大切な・わかった)ことは何?」

②序列型決めゼリフ 早く、簡単という視点で考え方の良さに気づき実感させる。 「早く・簡単に考えることができそうなのはどれ?」 「どんな時でも使えるのはどれ?」

③価値多様型決めゼリフ それぞれの考え方の良さを認める 「それぞれの良さは何かな?」

④発展型決めゼリフ 他の条件のときにも使える考え方を探すことで考え方の大切なポイントを引き出す。 「どんな時でも使えるのはどれ?」 もし〇〇でも大切にしたいことは何?」

⑤共通・相違点型決めゼリフ 考えの共通点や相違点を見つけて大切なポイントを引き出す。 「同じ(共通している)・違うところは何?」 「これまでの学習と似ている(違う)ところは何?」

⑥構造型決めゼリフ 分類された考え方の中からさらに共通点を見つけるなどの構造化されている場合に使う。「〇〇(大切な・わかった)ことは何?」 「同じ(共通している)・違うところは何?」 「これまでの学習と似ている(違う)ところは何?」

2.実践編 まずは教師自身が数学的考え方を働かせて子どもに何に気付かせたいかを明確にする。 決めゼリフを考えるということは教材研究につながる。決めゼリフを使って授業を深めていくことが大切。 教えることは教えないとだめ。その部分のメリハリ。

どの決めゼリフをどのタイミングでどのように使うかを考えることはすなわち、子どもにつけさせたい見方考え方を明確にすることにつながるのだと感じました。 これらの決めゼリフを使いこなせるように実践していきます!