何のために学ぶのか を読んで
「何のために学ぶのか」
これは自分の中でずっと心の片隅にあった問題でした。 特に、「学校」で勉強する意味は、4月から教師をやっていく上で、必ず考えなければいけない問題だと思ったのでこの本を読むことにしました。
この本には様々な専門家によって学ぶことの意味や学び方、学ぶにあたっての姿勢などが書かれていました。
読み終わって自分が感じたのは、「正解は無数にある」ということです。(結局分かってない…)
しかし、その中でも自分が共感した考え方と自分の考えを記録しておきます。
まず、1つ目は「学ぶことは、自分を作り替えることであり、世界を作り替えること。人間は死ぬまで完成はしない」ということです。
「学ぶ」とは未知なる自分、そして未知なる世界との出会いなのではないか。 そのワクワクこそが学ぶ楽しさにつながるのではないか。と感じました。
2つ目は「知識の量と思考の間では反比例が成り立つ。知識が増えるほど人は考えなくなる」 です。
知識を入れれば入れるほど賢くなると、人間は思いがちです。たしかに知識が多い人が今までは重宝されてきました。しかし、コンピュータに敵う人はなかなかいません。なので、これから重要なのは知識を覚えることではなく、知識をいかに活用して、思考するかだと思いました。
知識を入れることが悪なのではなく、知識を入れて満足し、思考を止めることが悪なのです。
そして最後は「勉強は他人と比べるものではない。自分にとって進歩があったときにドーパミンが分泌される。自分が少しでも進歩できていればそれでいい」です。
これは教師として、子どもに言い続けるとともに、自分自身も肝に命じなければいけないことです。
勉強だけではなく、全てにおいて「前の自分と比べてどうか」これが全てだと感じました。
まとめると、これからの世の中はいかに自ら思考し、無数にある正解から1つの答えを持つことができるかが、大切だと思いました。
そのために自分が携わる小学校課程では知識を教え込むのではなく、児童自ら考え、導き出す授業を展開し、未知の自分、未知の世界との出会いに少しでもワクワクしてもらえるような学びの場を児童と一緒に作り上げていきたいなと感じました。
そのためにも常に自分自身が学び続け、未知なる自分、世界を開拓していきます。
皆さんの中の学ぶ理由や勉強する理由があれば、是非コメントなどで教えてください。
以上が「何のために学ぶのか」を読んで感じたことです。
拙い文を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。